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WEB DENTALサイトトップ >虫歯  >> 虫歯の症状と対策-④-虫歯のメカニズム-2-唾液の能力
こんにちわ

前回は、虫歯菌の能力についてでした。

今回は

第四回

虫歯のメカニズム2

ということで、お口全体でどんなことが起きてるいるか、また唾液の能力について

見ていきたいと思います。

まずは、下のグラフをみてください
ステファン



















ステファン曲線・・・・プラーク(歯垢)中のPH濃度を飲食後から測定していったもの

これはステファン曲線という有名なグラフです。

もともと、お口の中はPH6.8でほぼ中性です。

しかし、飲食後、お口の中では食物中の糖分をいっせいに細菌が分解し、酸を出すことによって

ものの数分で、PH4.5~5.5くらいの酸性になってしまいます。

歯の最も硬い部分であるエナメル質も、PH5.5以下で溶け出してしまいます。

歯が酸性になることによって、歯の成分のリンやカルシウムが溶け出すことを脱灰と言います。

そして歯が溶ける時間帯がしばらく続いて、20分後くらいからPHが回復していき、

最終的に元のPHに戻るのに、40分くらいかかります。

ここで、PHを戻すのに活躍しているのが唾液です。

また、唾液にはリンやカルシウムが豊富に含まれ、PHが戻る過程で歯にリンやカルシウムを

再供給し、歯を元に戻そうとします。 これを再石灰化と言います。

唾液の能力としては、

①PHを中性に戻す作用

②唾液に含まれるリンやカルシウムを歯に戻し、再石灰化を行う。



まとめますと

お口の中では、常に食事のたびに、細菌の出す酸によって、

PHが下がり、歯が溶け出す脱灰が起こる。

また、唾液の作用により、数十分かけて、PHを戻し、

歯にリンやカルシウムを供給し、再石灰化を起こす。

この脱灰と再石灰化が常に行われている。

このバランスが崩れると、虫歯になるのです。



またこの現象は、食物のPHや性状にもおおきく左右されます。

コーラなどはPH2.7であっという間にPHが下がります

コーラを飲むと歯が溶けるというのはこのせいでしょう。

またクッキーなど歯にくっつくような食べ物は唾液によって洗い流されにくくPHがなかなか元に戻りません。

食後、歯をすぐ磨くというのは、酸性になる原因物質を取り除き、唾液によるPHを戻す作用を

助ける役目になりますね。

また、食後キシリトールガムを食べるのも、唾液をよくださせ、再石灰化促進に効果があります。


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yotticornelius at 19:08│Comments(0)TrackBack(0)clip!虫歯 

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